- 2026年7月13日
糖尿病と海外旅行
こんにちは、西永福駅前内科 内視鏡糖尿病クリニックです!
すっかり暑くなり、夏休みシーズンですね。今回は糖尿病の患者さんが海外旅行を満喫するためのポイントや注意点をお伝えしようと思います。
✅糖尿病と診断されてしまった…海外旅行は楽しめないの?
いいえ、そんな事はありません。糖尿病があっても事前の準備をしっかりすれば海外旅行を楽しむことができます!

🟨薬に関して
服用している薬がある場合、原則海外への持ち込みは可能ですが国によって申請が必要な薬や持ち込みの際の注意点を案内している所があります。厚生労働省のホームページで確認できますのでご自身の持たれているお薬を一度ご確認ください。
・荷物の紛失・盗難を考えて、薬やインスリン製剤、消耗品などは1週間ほど余裕を持って旅行しましょう(主治医にご相談ください)。
・PTP包装シートから取り出さずに本来の容器のまま持参しましょう。他の容器に移し替えたりPTP包装シートから取り出すと旅行先によっては持ち込めないことがあります。
・日本糖尿病協会のホームページからダウンロード出来る海外旅行用英文カード(Diabetic Data Book)は、旅行中に病気やけがをした時に役立ちますので出発前に主治医に記載を依頼すると安心です。
・空港の保安検査場では処方箋のコピーなどの提示が求められることがありますので事前に必要書類をご確認ください。
・インスリン製剤やGLP-1受容体作動薬は荷物として預けると薬液が凍ってしまい有効性が保たれない可能性があります。インスリンの機内への持ち込みは許可されている場合がありますので一度航空会社にご確認ください。また、CGMや血糖自己測定器は故障の可能性があるので荷物として預けず機内に持ち込んでください。
🟨機内での過ごし方
・現在多くの航空会社では健康に配慮した特別食の用意があります(事前申し込みが必要です)。普通食しかない場合は必要に応じ量を調節しましょう。
・糖尿病の方はエコノミー症候群のリスクが高くなるため十分に水分(水やお茶)をとり、1時間に1回は立ち上がってトイレに行くなどして歩くようにしてください。
・使用したインスリンや血糖自己測定の針は機内に放置せずに必ず持ち帰りましょう。
🟨旅行中の過ごし方
・旅行先では自炊が困難になることが多いため糖質や脂質が多くなってしまいます。なるべく野菜などで食物繊維をとるようにしましょう。
・体調を崩した時は無理をせず、休息を十分に取りましょう。改善がなければ医療機関を受診することも検討しましょう。
海外旅行はどうしても美味しい食事も多く、血糖値の調整が困難になりがちです。しかし、普段の治療にしっかりと取り組み、事前準備をすることで対策は可能だと思います。楽しむときは楽しみ、頑張るときは一緒に頑張りましょう。
是非、楽しい夏休みをお過ごしください!
