にんにく注射は、ビタミンB1を主成分とした水溶液を静脈から直接体内に注入し、疲労感などの是正を目指す手法です。注入する際に、にんにくのような硫黄臭がするため、「にんにく注射」と呼ばれるようになりました。
ビタミンB1が不足すると、全身倦怠感や食欲不振、皮膚トラブルなど、様々な障害が起こりやすくなります。症状が軽い場合は、通常の食事やサプリメントで対応できますが、疲れが溜まっているときは、にんにく注射がお勧めです。また、筋肉痛、肩こり、冷え性、腰痛、関節痛、ニキビ、肌荒れ、口内炎、二日酔い、夏バテなどにお悩みの方も、にんにく注射によって症状の改善が見込めます。
にんにく注射の主成分は水溶性のビタミンB群なので、余分に摂取しても尿から排出されます。そのため副作用は少ないと言われていますが、アレルギー反応、下痢、頭痛、湿疹、蕁麻疹などが起こる可能性があります。このような症状が見られたときは、その後の注射を控えるようにします。